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『B』…BOOK

写真がボケて、凹んでたり。

『B』…BOOK

book///本、書籍、単行本

『恵文社一乗寺店』
…京都市左京区一乗寺払殿町10

  あたしにとって本といえば、この恵文社がスグ頭の中でhitする。京都市内から北に上り、叡山電鉄「出町柳」から乗って3駅目。ここに我が脳内を支配する「B」=「BOOK」=「恵文社一乗寺店」は所在する。
  しかしここは本屋さんとは言い難く、むしろ「あれこれのセレクトショップ」と言うに等しい。この写真は外観であるのだが、残念ながら管理人の腕が悪かったため惜しくもピンボケしてしまった。だけど一度店内に足を運ぶとこのピンボケは一瞬にして忘れてしまえることだろう。
  まさに宝庫、楽園。サブカルチャーなものがたくさん揃っている。ちょっとひんやりとした、暗がりの、物静かな空気が一瞬にして辺りを取り囲む。おそらく本の、そして京都が持つ独特なアナログ世界へとtripできる。そんな場所だ。
  そして恵文社の魅力とは、取り扱っているのはただ単に書籍だけではないということである。DVDやCD、おまけにCAMERAまでも取りそろえられているのだから、これはもうよだれもの。おそらく普通なら、遊べる本屋としての象徴の一つとして「Village Vanguard」(以後ビレバン)を思い浮かべるだろう。しかし先ほども述べたようにこの恵文社とは「アナログ世界」なのだ。ビレバンが都市的かつ近未来的世界だとしたら、恵文社は間違いなく逆再生的空間である。私にとっては、ココが「遊べる本屋」であり「心の本屋」なのである。
  サブカルチャーなもの好きな人にはたまらない空間。ちなみにあたしは、このまた「奥地=一乗寺」というロケーションもまた、ここを好きな要素の一つだと思っている。四条にあればきっとあたしは自分の中で第二位のもう一つの虜を紹介していたに違いない。若者が多く集まり、情報発信の中心地ではない。メジャーな場所ではなく、速さでものを言わない叡山電鉄に揺られ、ワンマンカーの音とゆっくり過ぎ去る古い街並みと、一乗寺に降り立ってまず目に入ってくる、アーケードのない商店街。車も通っていなければ、あまり人も行き交わない。しかし恵文社に入ると魅力的な、むんむんしたオーラを発した人で満たされている。
  そんな恵文社が大好きなのだ。デジタルな世界ではない、ゼンマイ仕掛けの、そうアナログなこのロケーションと雰囲気と品揃え。これにあたしは癒される。あたしの「B」とは、この恵文社のことである。

2005.08.14.