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『H』…HOSHIGAOKA

星ヶ丘。

『H』…HOSHIGAOKA

hoshigaoka///「星ヶ丘」

  一番ロマンチックなネーミング街があるとすれば、それは「星ヶ丘」のことだとあたしは思っている。淀屋橋から京阪電車に乗り込んで、枚方へ。そして交野線に乗り継いで一駅目、そこに星ヶ丘は存在する。このロマンチック星ヶ丘には完璧とまで言えるロケーションが完備されている。
  まず電車。朝のラッシュ時にのみ運行されているK特急「おりひめ」。区間は交野線私市から淀屋橋までだという。また、平日夕方のラッシュ時には交野線直通の準急「ひこぼし」が運転されている。この「おりひめ」と「ひこぼし」というナウなネーミングだけでも十分だとあたしは思うのだけれども、星ヶ丘というか、星ヶ丘というネーミングがもつその威力は計り知れない。
  なんと、毎年7月7日には七夕伝説にちなみ、臨時特急の「おりひめ」を夕方に走らせ、私市駅で一年に一度だけ「おりひめ」と「ひこぼし」が出会うというからそれはもう!!ロマンチックそのものである。
  次にあたしが「星ヶ丘」がロマンチック溢れた街だと思う要素が、星ヶ丘に流れている川にある。その川の名前というのが「天の川」。そしてその天の川を渡る「逢合橋(あいあいばし)」と呼ばれる橋が実在する。しかしこの「逢合橋」は星ヶ丘ではなく、交野市駅のすぐそばにあるから、純粋に星ヶ丘のみを語るものではないのだけれども。
  なんでまたこんな粋な名前が実在して、おまけにうまいこと七夕伝説に沿っているのだろう?と、ここまで完璧なものを目の当たりにすると思ってしまう。こういうものを作ることで、でっちあげることで、町おこしでもしようとしたのかと、歪んだあたしは考えてしまう。けれどそんなあたしの浅はかな考えは結局もろく…
  なぜこんなにロマンチックに溢れているのかというと、七夕伝説発祥の地だかららしい。つまり、七夕伝説にちなんで地元がつけた名前でもなく、町おこしの一環でもなく、昔からこの名前。すごいよね。
  この七夕発祥の地と言われているのは枚方市、交野市のため、やっぱり星ヶ丘に限定されるものではないのだろうけど。でもやっぱりあたしは「おりひめ」「ひこぼし」「天の川」「逢合橋」そして「星ヶ丘」と揃うと、やっぱり交野沿線の中で一番「星ヶ丘」が一番星だなと。
  いつか、自分の住んでいる所は「星ヶ丘なの」って言ってみたいものである。

2006.04.10.