『J』…JAM POT
『J』…JAM POT
j///「JAM POT」
路地裏、物干し竿、炭の香り、かとり線香、木造平屋。
カラーよりセピア、セピアよりモノクロ世界。
晴れより、雨がよく似合う場所。
窓ガラスが手ひねりの質感。
犬より、やけに野良猫が似合う空間。
あたしにとって、これらの条件を満たした場所=一種のノスタルジーを感じることができる空間ということになるのだが、まさにコレに匹敵する場所が「中崎町」。大阪の中心部と言えるだろう梅田から徒歩10分ほどにこの場所は君臨する。あたしのお気に入りの場所だ。
決して梅田のような都会的な場所ではない。決して難波のような大衆化された時間は流れていない。むしろ中心部とは全く反対の風が吹いているこの街に、あたしの一押し雑貨屋さん「JAM POT」はある。
友達の家に遊びに来たような感覚で、真っ白いドアをあけて、靴を脱ぐ。そして一歩踏み出したらそこにはもう友達の家ではなく、別世界。
「It's a small world」に来たような、そんな一種のファンタジーも感じながら、一つ一つ店内に飾られている品々を見る。でもこのスモールワールドの国民は、個々がしっかり権利とアイデンティティをもっている。だから「彼ら=商品」に手を伸ばそうとしたら、なんとなくこの世界の秩序が壊れそうな感覚がしてしまう。
それぐらい、このJAM POTは完成度が高いとあたしは思っている。そしてどれもが本当にあたしのツボをついてくれる。最近では隣にギャラリーも出来て、写真展やお教室、カフェ。色んな催し物がある。
店内のような部屋に住みたいと願うが、なかなか実現はしない。むしろあたしの性格上、部屋がスモールワールドならばめぐ怪獣が大暴れして、秩序も何もかもあったものではないだろう。破壊され、片づかない。そんな部屋になりそうだ。がさつなんです、あたし。
でも夢ぐらいはある、乙女ですから。JAM POTにある雰囲気そのものを我が家でも出せれば本当に毎日ハピハピな気分に酔いしれそうな感じがする。まー、そんな空間作りをあたしも大切にしたいと思う。
乙女心を持った方はぜひ一度ご来場を。
* JAM POT:大阪市北区中崎3-2-31 * 【http://jampot.sunnyday.jp/】
2006.05.23.
