18℃

『N』…「neki」

ねきにおいで。

『N』…NEKI / 近くに

n///「neki」

  メジャー:高校野球、梅田、阪急、紀伊國屋、デジカメ
マイナー:大学野球、中崎、叡電、恵文社 、LOMO

世の中には相対するものが存在する。メジャーなものが光り輝くのは、マイナーなものが存在するから。マイナーなものが地道にFANを集めるのは、大衆化されすぎたメジャーなものが存在するから。
メジャーなものがよくて、マイナーなものが悪いというわけではない。ましてや、マイナーだからこそ価値観が高くて、メジャーものは価値観がないというわけ でもない。どちらであっても、存在することに意味があるし、それぞれを愛する人たちがいるということ。そのことが物の本質であって、何物であっても優劣の 関係にはない。
しかしながら、やはりこの世にはメジャーなものとマイナーなものが存在する。京都におけるショッピングスポットとしてメジャーの地位に君臨するのはおそら く四条通と河原町通がぶつかるその地点。東西に長く伸びる四条通。百貨店を筆頭にして数多くの商店が建ち並び、連日多くの人でにぎわっている。
そんなメジャーな場所から北に上り、歩くこと数十分で、あたしの「N」が存在する。姉小路通と御幸町通がぶつかるその場所に「neki」は存在する。樹脂 でピアスなどのアクセサリーを作るガラス作家の菅波さんと、麻の帽子や小物を作る杉さんの、ショップギャラリー。外観は作品の色が目立つように、壁は白で 塗られている。
こじんまりとして、静かな時間が流れている店内に足を踏み入れると、どの作品も愛情がたっぷりこめられていて、一つ一つ丁寧に作り上げられていることが肌 で感じる。店内奥ではチクチクと創作作業に没頭する作家さん。そしてその場所に不釣り合いな自分。しかしそのクリエーターさんの世界に足を踏み入れること ができた、ちょっとした喜び。
アクセサリー一つ手に取ってみても分かることであるが、見た目は同じであってもじっくり見つめてみるとどれも違いがある。その中でも自分と相性が合う子を探す。世界に一つだ。
高価な値段をつけられた物が、それだけの価値があるわけではない。値段というのは一つの指標にしか過ぎない。店内に並んだものは、高価すぎる値が付けられているわけではないが、priceという意味ではなく、qualityの面で高いとあたしは思う。

 

「neki」=「ねき」=「そば(京都弁)」

「ねきへおいで」という表現もかわいいが、「neki」に詰まっているものもかわいい。ねきに行っておいです。


 

* neki:京都府姉小路御幸町東入ル丸屋町334-1 * 【tel:075-241-1851、PM12:00〜PM8:00】


 

2006.09.09.